城南地域で新築マンションを探そう!

東京都城南地域(世田谷区・目黒区・品川区・大田区)で新築マンションを探しながら物件の感想をつらつらと書いていくブログです。城南といいつつ東急沿線を中心に見ていく予定。

【2016年3月】中古マンションの市場動向

先日は新築マンションの市場動向について分析をしてみましたが、 tokyo-johnan-life.hatenablog.com

今週の21日には東京カンテイから中古マンションの価格推移のデータが発表されていますのでその中身を見てみました。

中古マンション70㎡価格月別推移

首都圏に対する全体的な論調としては『上昇幅は減少しているものの引き続き上昇が続いている』というものです。 それ自体はまだまだ価格上昇期なのだなという感じなのですが、今回私が注目したのは月別の値下げ率の推移の方です。

東京カンテイ 中古マンション価格と各指標の推移
転載禁止とのことなので詳細はリンク先を参照してください。

上記資料の2番目に掲載されている『東京23区 流通戸数に占める価格改定シェアおよび値下げ率の推移』に注目してみましょう。 1番目にある価格推移と並べて見ると、ちょうど価格改定シェアと値下げ率が交差する時期を境に価格の上昇期と下降期が入れ替わっているように見えます。 そしてこの数ヶ月は値下げ率は-5%台を維持しているものの価格改定シェアは急速に高まってきています。 価格の上昇率も小幅になってきていますし、ここから値下げ率が増加するといよいよグラフは交差して価格も下降期に入ってくるかもしれません。

新築マンションの動向分析の際もそろそろ契約率が70%を切って不調期に入る可能性が見えてきましたが、 中古マンションについても同様に市場が下降期に入る予兆が見えてきています。 よほど購入を急ぐ事情がある場合がないのであれば、これから数ヶ月は慎重に市場の動向を見ておいたほうが良いのかなと感じています。